1066人が本棚に入れています
本棚に追加
不良なんか やめよう。
そう思っていても、やっぱり一人になるのが すごい怖くて
中2になってもやめることが出来ず、 俺は精神的にも追いやられていた
「……っは…ぅ゙…」
また、いつものように 喧嘩をして傷だらけになった俺
喧嘩をしている時だけが、今の俺を忘れさせてくれたから
「……っくそ…痛ェ…」
歩くのがやっとの状態の俺は、耐えられず
ガクッと膝を折って倒れた
ゴロッと河原に転がる
すぐ横で、川の音が耳に入ってきて
俺はそっと、目を瞑った
「……っ!い……っ」
ズキッと激痛が走り、口から血を吐いた
骨までいったか… と眉を潜め、脇腹を押さえる
俺は…、
いつまで 強さを装っていればいいんだろう……
.
最初のコメントを投稿しよう!