二人の 過去

5/18
前へ
/450ページ
次へ
もう、嫌だなあ……。 「っ、う……っく…」 夜の河原で、また一人 孤独に泣いた。 …と、思ったら 「大丈夫か…!?」 いきなり、バッと 誰かが覆い被さってきて 俺はびっくりして 顔を上げた 「おい、どうしたんだよ…何で泣いてんの!?」 そいつは、かなり焦っていて 声を上げて俺の心配をした これが、高井先輩との出会い 「…うるさい……何でもいいだろ、どっか行けよ!!」 「行ける訳ねーだろ!!」 俺はギッ と相手を睨んだが、その相手が 俺より怖い血相で睨み返してきたので 俺は不覚にもびくっ と怯えてしまった .
/450ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1066人が本棚に入れています
本棚に追加