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その次の日、
俺の髪は 元の色に戻った
茶髪の入ったくせっ毛。
その髪の色を見て
高井先輩は 嬉しそうに笑ってくれた
俺は、
その時 初めて
高井先輩に笑顔を向けた
「じゃ、高井先輩 ちょっと行って来るッス」
「おい、マジで仲間のとこ行って…やめること言ってくんのか?」
高井先輩が
心配そうに後を追ってくる
本当に 心配しているのが分かる
「大丈夫ッスよ!みんな、いい奴らなんで」
やめるっつっても
絶対認めねえぞ
もし やめるって言い張っても
そん時ゃその言葉 後悔するまでボッコボコにしてやるからな
俺が入る前に、
仲間は そう言った。
基本は いい奴らなんだ
ただ、俺は 煙草とか、盗みとか、そうゆうのが嫌なだけだったんだよ…
でも、お前ら不良なんだから そんなこと言っても
聞かないよな。
ごめん、俺は
高井先輩の為に 不良やめる。
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