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「げほ……、っ」
“不良やめる。”
そう呟いた時、
俺は すぐ囲まれた
勿論、殴られた
腹には2、3発拳をめりこまれて
苦しそうに 腹を覆った
「おい…、今の言葉 取り消してやるから謝れ」
もう既に息を切らして
意識が切れ気味な俺の 頭をつかんで
上を向かせる
「…取り消してもらわなくても、いい。不良…やめるから」
相手は 5人くらいだった
もしかしたら、頑張ればいけた人数かもしれない
けど、抵抗しなかった。
コイツらに 認めてほしかったから
「っ、うぐ…ぁ!」
ガッ と脇腹に
蹴りを入れられて
治りかけていた 前の怪我がまた開いてしまった
「テメェ 何で抵抗しねえんだよ。」
「俺らが怖くなったんじゃねえ?」
「腰抜けじゃんか。そんな奴いらねーな」
……ああ、
これ以上やられたら
流石に、やばいな…。
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