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「何ー?」
「ひぃぃぃいい!!て、テメッ 人がシリアスになってる時に窓から入ってくんじゃねーよっ!!」
ガタガタッと 窓が揺れて
やっほーっと金城が顔を出した
俺はグシグシと
涙を強引に拭うと 金城を睨みつける
何だよ、全然元気そうじゃん…
そんな悲しんでねーのかよ…
「何しに来たんだよ!帰れ!!」
靴を下に投げ捨てて
ズカズカと 遠慮なく入ってくる金城
てっきり、高井くーん とか言って泣いてわめいてんのかと思ったら
本当に、全然ピンピンしてる…
「さっき、玄関から入ったらお前のお父さんが入れてくんなかったからさー」
少し、真剣な顔付きて
俺のそばに近寄る
しかし、俺は全く悲しい仕草を見せない金城に
苛ついていて 金城の話を全く聞かなかった。
「帰れっつってんの!!目障り、消えろハゲ」
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