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「うわーうわー、金城先輩が本読んでるー」
「すげー似合わなすぎて吐き気がするぜ」
「金城先輩、俺が先に本読んでたんだから真似しないで下さい」
「てか、金城先輩 本読めるんスか!?」
「テメーら俺を何だと思ってんだ!!」
後輩達が口々に
金城に悪態をつく
金城は本を閉じると
複雑そうな顔で 後輩達を見た
「おい、金城!話してくれてもいいだろ、親父と何話したんだ…」
俺が金城に聞くと、
金城はやっとこちらを向いて 眉をひそめた
そしてすぐに目を反らされる
「…じゃあ、ある言葉を言って 高井が怒らなかったら全部話してやんよ」
その声はとても冷たくて、 俺はゴクリと唾を呑んだ
「ああ、いいぜ。何の言葉だ?」
先にそんなことを言うなんて、馬鹿な奴め。
それで怒らなきゃいいんだろ、俺の勝ちは決まっ…
「チビ」
「ンだとこののっぽ野郎が!!!表出やがれぇぇぇえええ!!!!!💢💢」
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