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失恋だろうが何だろうが、 金城に嫌われたのは事実だ
これは 受けとめるしかない…。
「……行ってきます」
なら、せめて
前みたいに 友達として接してくれないか
そう考えながら
歩き出すも、嫌な考えばかりが頭をよぎる
「…嫌われてんだから、それも無理か……」
泣きそうだ。
一晩泣いてスッキリするかと思ったら、 寝不足による疲労と 目尻の腫れに
逆に苛々がこみ上げてくる
学校について、
教室に入ると いつものように座っている金城がいた
無言で席に座ると、
金城は俺の顔を見たが すぐに視線を反らした
どーせ、
泣かれたとか、面倒くせえとか、 うざいとか…
思ってんだろ。
俺は赤く腫れた目尻を隠すように、うつ向いた
眠い
気持ち悪い
疲れた…
精神的に、おかしくなってくる。
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