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その言葉を聞いた時、
俺は何で 金城を信じてやれなかったんだろうと
心の底から、後悔した。
金城は、俺の為に
プライドを捨ててまで、俺を優先に考えて
そのまま俺の前から
居なくなろうとしたのかよ
好きです?
愛してます?
ふざけんな…
俺のことが好きなら、俺の側に居てくれよ……
「…早く行きなさい」
親父はまた、
ドカリと座り直して
テレビに向かって、呟いた
「金城君の所に、早く行きなさい」
それを聞いて、
俺は一目散に走り出した
金城の家に向かって、
途中、大粒の涙を流しながら…
「金城……!!」
会いたい
金城に会いたい
ただ、それだけ。
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