戦闘力は皆無!?

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レイラ(─ッ!?なんですの!この魔力!?) 煙がうっすらと晴れてきた。 そこには、二つの影が見えていた。一つは背が高い影でもう一つは小さい影だ。 ピリピリと感じたことのない魔力がレイラを襲う。一瞬レイラがたじろぐ。 ?「そー言う乱暴はやめようよ?」 男の声だ。 なかなか煙が晴れなくてはっきりとした姿が確認できなかったが、一瞬だったが煙の間からちらりと確認できた。 ──真っ赤な瞳が。 ?「これは僕らにとって大切な物でね。あまり乱暴しないでほしいんだよ」 丁寧な口調の中に恐ろしいほどの殺意が含まれていた。 レイラ「あ、あなた何者ですの!!私に歯向かうおつもりですこと!?」 レイラは魔力を放出した。ふわふわと魔力が漂う。 ?「だから、乱暴は…フゥ…」 煙が完全に消えた。そこに現れた者を見ようとした瞬間だった。 ?「焼き付くせ。キルスレス!!」 辺り一面を炎が包んだ。 レイラ「なんですの!」
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