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『店じまいして途方に暮れている』
と連絡したら
高校生の時に仲良くなった女の子が
「私、キャバクラで働いてるから
そこにおいでよ。社長に話してあげるから」
と誘ってくれた。
そこは上野にある
『マーメイド』という店。
「スナックもキャバクラも、同じ“お水”
大して変わらないよね」
でも、それは甘かった。
面接に行った時、お店にいたのは
ボディコンのバドガールとか、すごいミニスカートの女の子たち。
「そうだよね、キャバクラだもん。露出するよね。
さすがに、私の足でミニは着れない…。
やっぱりいいです・・・。」
帰ろうとすると
社長が私を呼び止めた。
「・・君には何かを感じる。ウチで働いてほしいんだ」
「でも……」
そう言ってもらえるのは嬉しい・・・。
だけど『ミニが穿けない』という
現実は変えられない・・・・・。
「じゃあ、これから出かけよう。ついておいで」
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