回顧の夏
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今年もまた8月になった。 毎年変わらず蝉が泣きわめき、静まったかと思えばバケツをひっくり返したような雨が地面を叩く音に変わる。 外で部活に励んでいた少年達はちりじりに軒へ駆けて、何人かは俺の居る職員室の中に逃れてきた。 近くでは扇風機の音がして遠くでは雷鳴が聴こえる。 夏の夕立。 もう何度これを繰り返しただろう。 あと何度これを繰り返すのだろう。 (その度に思い出すんだろう)
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