硝子の少年~暁生~
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「どう?」 純白のウェディングドレスに身を包んだ美鶴は、少し照れ臭そうに、それでいて嬉しそうにクルクルと回って見せた。 「似合ってるよ」 そんな美鶴を暁生は眩しそうに見つめる。 「暁生も」 そう言われると、着慣れないタキシードが浮いているような気がして恥ずかしさを誘う。 「私ね……、暁生と結婚出来るなんて今でも夢みたいで……」 美鶴は言葉を詰まらせる。 「何言ってんだよ」
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