硝子の少年~暁生~

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あの頃は世間知らずで、自分の気持ちに目一杯で、硝子のような心で傷付くことしか出来ず、自分を癒す術を知らなかった。 痛みだけが残る少年時代。 だからこそ今もなお、心の奥で蒼く輝き続けるのかもしれない。 それでも、今でもあの頃の気持ちとしてはっきり言えることがある。 でも今はもう違う。 ただあと少し……。 もう少ししたら美鶴にも笑って話せる日がくるだろう。 甘く切ない思い出話として―。 『君だけを愛してた』  ーENDー
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