第一話 夢と現実の間

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「達也、早く起きなさい」母の声に目を覚ました。 時刻は7時。 いつもとかわらない毎日が今日も始まった。 外は陽射しが強く、晴れ渡っている。 ベッドの上からカーテンを開け、まだ開ききらない目を更に細めて覗いた。 眠気でけだるい体でベッドから立ち上がり、母の声がする1階へと降りる為ドアを開けた。 ふと、そういえば何か夢を見た気がしたとたちどまるが思い出せそうにない。 まぁいいかとドアを閉め階段をゆっくり降りた。
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