第一話 夢と現実の間

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目の前のノイズは更に激しさを増し、 ザッ…ザザザッ… と音をさせていた。 彼等の横顔が少しずつこちらに傾きだす。 がたっ!! とっさに顔をあげ、辺りを見渡した。 教室内は未だざわつき、教壇に立つ先生の声はこちらには届かない。 助かった。 目が覚めてくれて本当によかった。 呼吸を調えながら安堵のため息をついた。
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