真夏の太陽の下でο

電話ο

どれくらい眠ったんだろう。

～♪

枕元に置いてる携帯の着信音で起こされた。

音で電話だってわかった。

寝ぼけてるので誰からかの名前も見ず､でた｡

『もしもぉし…』

『起きろｰ!!もぉ夜だよ！遅刻するぞ？』

『だれ…』

『もぉ忘れちゃったの？翔だよっ(笑)』

…!?

受話器から耳を放し､携帯の画面を見た。

画面には登録してない番号。

誰かわからないけど…受話器の向こうの人が翔だって言ってるんだからそうなんだろう。

眠さが一気に飛んだ。

『ごめん､知らない番号だったからびっくりした』

寝起きなのを隠そうと言い訳をしてみる。

が、ﾊﾞﾚてたみたい…

『寝起きの声､可愛かった♪』

!!!!

何も言えない私。

なんだ､寝起きにはよろしくないﾉﾘだぞ？

『聞いてる～？』

『あっはいはい』

『あのね､明後日浴衣ｲﾍﾞﾝﾄなんだぁ★あの後ﾐﾗｲちゃんたちに聞いたんだけど､あゅ昼間も新宿で働いてるんだって？朝時間あったらちょっと見に来てよｰ♪』