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『ごめん…なんとなく…(笑)』
最初は何がなんだかわからなくて嫌だと思ったけど、気持ちを菜央に見せる為だったのか。
と、思うとちょっとだけ嬉しいような…
『じゃあもう1回しよっ♪』
笑顔の翔が腕を引っ張る。
『ちょちょ、ちょっと待って!そもそもなんでそんな話になったの?』
手の平で翔の顔を押し返しながら聞く。
『あぁ、菜央と葵サンが何やってたのか知りたかったら、先に翔サンの気持ちを教えてって話だったの♪』
押し返されている翔の顔に笑いながら菜央がこたえた。
『翔サンの気持ちって?』
翔の気持ちをなぜ聞く?
『だから、あゅのことがちゃんと好きなのか気になったの!ホストだし!!』
『で、俺は好きだからキスしたの★』
いつの間にか、顔を押し返していた手の平を握っている翔。
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