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ー数時間後。
私たちはまだ、人間観察を楽しんでいた…
相変わらず海さんは仮眠をとり続け、私たちは人間観察というよりもはや雑談。
数時間も車を交差点近くに停車させ、飽きもせず4人で雑談していたのだった。
何をやっているんだろう…
誰も、何にも疑問に思わないのだろうか…
『すいませんね、無料ホストクラブやって頂いて…』
なんか、申し訳なくなってきてつい謝ってしまう。
『今日だけだぞっ★』
葵さんが可愛らしく言うものだから、ときめきかけてしまった。
『でも、いつまでここで無料ホストクラブごっこするんだろ(笑)』
『海、起きる気配ないよね?』
翔が助手席に乗り出し、海さんを見る。
『うん、爆睡(笑)』
と、苦笑い。
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