終わらない1日なんてないο

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私も助手席に身を乗り出してみると、海さんはすやすやと寝ている。 数秒見つめた後、『海サン』と名前を呼んでみたが、その声に反応することはなかった。 寝顔も綺麗だな…隙がない。 私だったらもっと不細工に寝てるはず… ってゆ-か私さっき爆睡してたんだった!! 寝顔を見られていたかと思うととてつもなく恥ずかしい… 『起きません!!』 赤面してしまう前に、皆の方に振り向き言う。 幸い、誰も気にもとめなかったようだ。 『…お腹減らない?』 ぽつりと言った葵さんの声で時計を確認すると、もう夜の8時過ぎ。 『お腹減った~…』 『なんか食べたいね』 海で遊んだ後だし、さすがにお腹が減ってない人はいないよう。 渋谷だし、いくらでも食べに行けるところはあるけど…こんなところに停車したまま、海さんを放置して出れない。
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