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悲運の運命へ確実に
近づいたあの日
休み時間に私は机に
突っ伏して寝ていた。
だが、私の肩を叩き
貴重な睡眠を妨害した
奴がいた。
みさきだ。
彼女こそが、後に
傍若無人、わがままで
横暴なお嬢さまと化し、
苦労と苦労を重ねる日常を
私にプレゼンツすることに
なる人物だ。
もちろん、予知能力など
という便利な機能を
持たない普通の人間である
私は、この時そのような
事を知るよしもなく、
彼女をまだ
「普通のクラスメイト」
としか思っていなかった。
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