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「ちょっといい?」
「あ、うん」
記憶が確かなら、最初に
交わしたのはそんな
言葉だったはずだ。
それから、なんとなーく
一緒に行動するようになり
なんとなーく仲良く
なっていったというわけだ。
しかし、思えばこの頃は
幸せな時期だった。
まだみさきもちょっと
元気な女子高生くらい
だったし、何より私が
被害を負うことも
なかったしね。
とりあえず、初期段階の
みさきの状態はここまでに
して、ここで個人的には
大いに重要な人物の紹介に
移りたいと思う。
この頃みさきの話なんて
今の奴を表すのに
あまり意味がないからね。
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