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恐れ、畏れ、怖れ。 それでもそれが護ってくれるという希望。 人を斬る感触。 倒れて逝く者は敵か見方か。 俺が斬ったのは人間か天人か。 後ろを振り返れば通った路の証。 何が何だかよく分からない。 ―なぁ、― ―気持ち良かったんだろう?― ―なぁ?銀時― ―違う― 違う…俺は… ―違う?何が?― ―切った感触。仕留めた感覚。優越感。― ―気持ちよくないわけないだろう。― 違う…俺はそんな想いで戦ってるんじゃない… ―あぁ。だが感じてるハズだ― 止めろ… 黙れ…… 「銀時」 違う…俺は… 「銀時…」 お前の中にも居んだろ? 俺は…………! Fin
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