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蓮「どうかしたか?」
悠『別に。じゃあ、レナルド。話しはまた明日』
レ「しっかり寝るんだぞ」
悠『あぁ』
そして部屋へと向かった。
蓮とは部屋が隣通しなのでドアの前で別れ部屋へと入った。
部屋に入るとお風呂がすでに沸いていたので準備を済ますと入った。
どのくらいかしてお風呂から出てベッドに入り寝た。
―レナルド―
レ「アベル。あまり悠貴の事情には首を突っ込まないでくれ」
ア「ユウキくんのこととなるといつも以上に真剣だね。分かったよ。レナルドさんには頭があがらないしね」
レ「ありがとな。ユウキは悲劇の運命に呪われているから出来る限りどうにかしてあげたいんだ」
ア「悲劇の運命…」
レ「端から見れば羨まれる存在で中から見ればその逆だ」
蓮「でも、悠貴自身はちゃんと向き合っている。外のそうゆう行為が逆に悠貴から自由を奪うんだ」
レ「レンくん!?」
蓮「貴方達(大人)が常に悠貴を苦しめている。それだけはちゃんと理解して欲しい」
レ「ユウキはいい友達に恵まれたな。俺が初めて見たユウキはまるで人形の様だった。だけど、どこかちゃんと自分の意志を持っていた。けれども、それを心の奥底に閉じ込めていた。きっと周りの大人がそうしたんだ」
蓮「…………」
レ「けど、次に見たユウキは少し変わっていた。人形だったはずのユウキが少し光り輝いていた。まるで絶望の淵から這い上がってきたかの様に」
蓮「悠貴は少しずつ人間としてあるべき姿に戻ってきた。呪われた運命と戦い続けながら」
レ「その様子みたいだ。だけど、その内に邪魔が入ることもユウキは気付いている」
蓮「邪魔?」
レ「その様子だと知らんだね」
蓮「上層部…」
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