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蓮「?」
レ「とうとう上層部が動き出した。ユウキの引き渡しに大金を出すと言う情報を親族に流したらしい。それほどまでにユウキに何かあるらしい」
蓮「…昴と組織」
レ「ユウキが話そうとしている件らしいな」
蓮「はい」
レ「もしも、ユウキのこれまでの出来事が夢だとしたならばどれほど良かったか」
蓮「そうですね」
レ「もう、ユウキの世界には君しか存在出来ないのかもしれない」
蓮「それは?」
レ「親にも頼れないうえに親族にまで裏切られるんだ。普通ならおかしくなる」
蓮「とっくに限界なんて迎えてるはずです。それなのに…」
レ「ユウキはそうゆう人間だからな」
蓮「悠貴が幸せになってくれればそれだけでいいんですけどね」
レ「だけど、それをユウキは望んでいない。自分を犠牲にしてでも他人を守るのがユウキの生き方」
蓮「そうですね。そろそろ悠貴のところへ行きます」
レ「そうか」
蓮「それでは、失礼します」
―蓮―
俺はレナルドさんと別れ悠貴のもとへと向かった。
ドアをノックすると悠貴が返事をしたので部屋へと入った。
部屋へと入ると悠貴が鳥達にパンを与えていた。
蓮「悠貴」
悠『蓮』
蓮「お前らしいな」
悠『…………』
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