迷探偵アドル(+α)のストーカー囮調査

29/31
前へ
/104ページ
次へ
アリスの采配によって勝敗は決し、これ以上この場にいても意味がないと考えた蓮は帰るために踵を返す。 そんな蓮の後ろを、アリスがチョコチョコと追いかけた。 「まさか、生の変態紳士に相見えるとはな…………」 「……凄かった」 「だろ? 俺がいた所でも常にギリギリを行く変態だったからな」 もはやストーカーは再起不能であり、変態紳士に限って何か間違いを起こすはずはない。 自分達がいなくともアドルは問題ないだろう、と判断を下した蓮はふと思った。 「結局、俺があそこにいた意味ってあったのか?」
/104ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11846人が本棚に入れています
本棚に追加