迷探偵アドル(+α)のストーカー囮調査

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「な、何を言うかと思えば、アドルたんがアドルくんなわけないジャマイカ」 戦闘を止めたストーカーがそう言い返すも、動揺しているのか色々と乱れている。 「うーん、流石に信じてくれないかぁ…………じゃあ、アリスちゃん?」 「……?」 「はい、どうぞ?」 自分が男であると信じてくれないストーカーに、どうすれば信じてくれるかと考えたあと、アドルはアリスの右手を取った。 そして、そのまま首を傾げるアリスに構うことなく、その右手を自分の胸に当てる。 「どう? アリスちゃん。胸、ある?」 「うーん……」 アドルの胸に当てられていた右手を解放されたアリスは、次に自分の胸を触り―― 「――勝利」 少し誇らしげに右手を空高く掲げた。 なお、アリスの胸は下を見ればそのままストンと地面が見えてしまうほどの大平原。
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