終章

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私との別れ… 太郎の頭の中は真っ白になった。 そして、様々な場面が頭に浮かび始めた。 小学校の思い出、中学校の思い出、高校での思い出、そして私との出会い… 私と過ごした多くの月日… 太郎の頭の中に、私との思い出は色濃く残っていた。 太郎が忘れていた全ての記憶、 それが蘇ったのである。 地面に叩きつけられるまでほんの数秒だが、それは太郎にとって何分にも何時間にも感じられた。
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