終章

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私はすぐさま下へ降りていった。 太郎は最後の力を振り絞り、私に話した。 ベランダから転落してからのことを。 記憶を取り戻せたということを… 太郎は最後にこう言うと永遠の眠りについた。 「友理、君は俺の運命の人だったんだね」 太郎にとってこれは二度目の事故であった。 しかし、今度は目を覚ますことはないのである。 永遠に…
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