終章

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今でも太郎は私の夢の中に時々現れてくれる。 そのたびに私は息子に言い聞かせている。お父さんは立派な人だったと。 そして、その息子はとても太郎に似ているのである。 かわいい息子のためにも、私も今を生きようと思う。 これで、太郎と私の話は終わるが、太郎はいつまでも私の心の中で生き続けているのである。 そして、私はいつの日か、天国でまた太郎と出会って、楽しく過ごせる未来が来ることを信じている。 今を一生懸命生きることで、未来にかける橋というのは、自分の手で切り開けるのかもしれない。 そう思い、私はここで筆を置くことにする。
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