ど田舎の華

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実家は農家である 私はそれが嫌で、高校卒業するとすぐに東京にでた 名もなき三流大学を出て就職をして、結婚 そして離婚に至る… まるで現代の女性像である。これにプラス子供がいたら、シングルマザーとして一目?おかれるのかもしれない… 私は不妊症で子供は出来なかった。費用もかかるから治療もすぐにやめた その事も旦那は気にいらなかったのだろう 家につくと家には甥っ子と姪っ子しかいなかった 『ただいま~大樹、クルミ、みんな仕事?』 『おばちゃんだ!うんみんな畑!お土産は?!』 『ほらゲームソフトだよ。大樹はこれだよね、クルミはこれ』 『ありがとう。クルミだけ持ってなかったんだよ』 『夏休みの宿題やったの?』 『お母さんに言われて7月中にやった!絵日記だけだよ』と大樹はパッケージを開けた 『今日はおばちゃん帰ってきたから内容バッチリだね。ゲームより先に書いちゃいなよ』 『はーい!』二人は自分達の部屋に走り込んだ なんだよ…この部屋クーラーもつけてないじゃん まったく… 私は扇風機の前であぐらをかいた
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