東条が行く！

えぴそーど１『生きる上であだ名は必ずつけられる』

｢最近思うんだけど、あんたたちホントに付き合った方が良いわよ？｣

東条が言うと、雪がブンブンと頷く。
東条は俺らで遊んでるだけだろうが雪は目をこれでもかってぐらいにキラキラさせている。これはマジだ。

｢大丈夫よ！私達文芸部が公認するから!!｣
｢そう言う問題か!?｣

｢そんなもの…!だから……私と…付き合お////｣

雪が珍しく照れいてる。
なんて呑気にしてる場合ではない！
雪が真面目に俺に告白して来たのなんて初めてだ。
今までも遠回しに告白はされてきたが、何とかして来た。

｢さぁ!!早く告白の返事をしなさい。ついでに言っとくけど！ごまかしは利かないからね!!｣

何か分からんが、回避出来ないらしい。
今の今まであだ名どうこう言ってたはずだろ？

｢付き合っちゃえばいいじゃないですか!お似合いの二人？ってやつですぅ！｣

空色さんまで言ってる。