ぷろろーぐ

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取りあえず文芸部に入部した訳だが、廃部寸前の部活にこんな立派な部室は必要だったのだろうか? 図書室の一角をお借りして、本を読んでいれば良かったのでは無いかと思う。 「なぁ東条。他に部員は居ないのか?」 「居るわよ。二年生が1人転部して来るし、一年生は他に2人いるから、廃部は無くなったわ!」 つまり、俺と東条を含めて5人の部員が集まるわけか。 結構賑やかになりそうだ。 「すいません、遅くなりましたぁ。」 と、部室のドアを開けて入ってきたのは、どこぞのアイドルに引けを取らないキューティクルフェイスの女性だった。 「遅いわよ、日向ちゃん!二年生何だからもっとシャキッとしなさい!」 なんか、二年生に説教垂れちゃってるよ。 その日向ちゃんとか言う先輩もペコペコ頭下げて謝らなくても…
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