ぷろろーぐ

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振り向いた先に居たのは俺が良く知った奴が居た。 「やほ……グスッ」 そこに居たのは、遠藤 雪(エンドウユキ)だ。 その娘は小学校より以前からの付き合いになる、いわゆる幼なじみという奴だが、昔から口下手で泣き虫で人見知りなため中々友達を作れずに、常に俺に付いてくる。 まぁ、こいつは可愛い部類に入るし、一緒に居てもなんら苦にはならないでいる。 「なんだ、お前もこの部活だったのか。」 雪は、コクンと頷いて今度は俺の腕にしがみつき俺の隣に立った。 東条が俺達の関係をしつこく聞いてきたので、話してやった。 「良いわねぇ~、仲の良い幼なじみが可愛くて!私なんてこんな牛みたいな幼なじみしか居ないのよっ!!」 と空色さんのツインマウンテンを揉んでいる。 最早八つ当たりでしかない。 空色さんは、やめてくださいと叫びながらジタバタ抵抗しているが、抜け出せる気配がない。 その間にも雪は俺の腕に頬ずりしながらしがみついている。 こいつの好意が明らかに滲み出ているのが分かるな。
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