6人が本棚に入れています
本棚に追加
振り向いた先に居たのは俺が良く知った奴が居た。
「やほ……グスッ」
そこに居たのは、遠藤 雪(エンドウユキ)だ。
その娘は小学校より以前からの付き合いになる、いわゆる幼なじみという奴だが、昔から口下手で泣き虫で人見知りなため中々友達を作れずに、常に俺に付いてくる。
まぁ、こいつは可愛い部類に入るし、一緒に居てもなんら苦にはならないでいる。
「なんだ、お前もこの部活だったのか。」
雪は、コクンと頷いて今度は俺の腕にしがみつき俺の隣に立った。
東条が俺達の関係をしつこく聞いてきたので、話してやった。
「良いわねぇ~、仲の良い幼なじみが可愛くて!私なんてこんな牛みたいな幼なじみしか居ないのよっ!!」
と空色さんのツインマウンテンを揉んでいる。
最早八つ当たりでしかない。
空色さんは、やめてくださいと叫びながらジタバタ抵抗しているが、抜け出せる気配がない。
その間にも雪は俺の腕に頬ずりしながらしがみついている。
こいつの好意が明らかに滲み出ているのが分かるな。
最初のコメントを投稿しよう!