裕綺、勝負の準々決勝

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晃「来た!青眼の究極竜。この世界に1枚しかないカードを…」 また観客席がざわついた。 勝負「さらに、仮面竜を攻撃表示に変更。バトル。青眼の究極龍で大地の騎士ガイアナイトを攻撃。」 晃「リバースカードオープン。収縮」 勝負「させない。手札からオネストを発動。」 晃「何!」 青眼の白龍 攻4500→2250→5650 晃 LP4000→1750 勝負「仮面竜でゴブリン突撃部隊を攻撃。さらに、サファイアドラゴンで直接攻撃。」 晃「グワッ」 LP1750→0 審判「勝者品川勝負選手」 不滅「裕綺。今回も圧勝だったな。勝負は。」 裕綺「うん。ブラックマジシャンと青眼の白龍・青眼の究極竜はすごいみたいね。」 不滅「ああ。ところで、次試合だろ。頑張れよ。」 裕綺「ありがとう。」 不滅「勝負には、悪いけど、俺は裕綺と決勝で闘いたい。」 裕綺「そうなの!どうして?」 不滅「えっ!そっそれは…」 裕綺「それは?」 不滅「大好きだからさ。」 裕綺「遊戯王が?」 不滅「それは、もちろんだけど、裕綺のことも。」 裕綺「ちょっちょっと何言ってんの!?」 裕綺は頬を赤らめた。 勝負「後半きいてたぞ。俺の決勝進出を望んでないようだな。」 不滅「勝負!聞いてたのか!」 勝負「いいだろう。俺と不滅が対戦するのは決勝までない。だが、決勝で負けた方が、裕綺のことをあきらめるのはどうだ。俺だって裕綺のことが大好きだからな。」 裕綺は再び頬を赤らめた。 不滅「ちょっと待った。俺らのどっちかは裕綺が選ぶことじゃないのか?もしかしたら、俺らじゃダメかもしれないし、ましては裕綺が賛成するのか?」 裕綺「いいわよ。勝ったほうと付き合うわ。」 勝負「ほらな。じゃあ、俺ちょっと休憩してくる。」 勝負はデュエルリングがあるステージの外にある決闘者休憩所に行ってしまった。 不滅「すまん。試合前だっていうのに。」 裕綺「大丈夫よ。私が勝ったら、次は勝負と当たる。私が勝負を倒すから。だから、絶対決勝に来てね。」 不滅「わかった。あ、そろそろ始まるよ。試合。」 裕綺「うん。」 裕綺はデュエルリングに向かう途中、不滅に振り向いた。そして、不滅にウインクをした。 不滅はメロメロになってしまった。
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