~始まり~

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「お帰り!…ってどうした?深刻な顔して~」 「とくになにもねぇよ」 「ふ~ん…ねぇ!帰ったら四人で一緒にどっか行かない?」 「俺はいいけどあいつに聞いてみねぇと…」 「分かった!祐梨果ぁ!!ちょっとぉ!」 「お前声でか過ぎ…」 美里が呼んだ大原 祐梨果(オオハラ ユリカ) 俺の彼女だ。 「同じ部屋にいるのに藍声大きすぎだよ」 言い忘れたが各部屋に四人ずつで分かれている。 クラスで話し合って俺らは一緒になることを許された。 「ゴメンゴメン!」 察しの通りいつも俺はこの三人とつるんでる。 他に友達がいない訳ではないがこの三人といるのが一番落ち着く。 「…ってことなんだけどどう?」 「俺からも頼む!」 「そんな大事じゃねぇだろ…どうする?祐梨果?」
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