―別れ―

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―宿敵奈落との戦いに ようやく終止符がうたれた― 「さぁ、みんな帰ろうぜっ!」 「そうですね。みなさん疲れていますし、早く帰りましょう。」 「オラ、お腹が空いたぞ!」 「七宝よく頑張ったもんね!・・・かごめちゃん?」 「・・・・えっ?あ・・・な、何?珊瑚ちゃん。」 「かごめちゃん暗い顔してるから。」 かごめの顔にはいつものようなあの優しい笑顔がなかった。 「え・・そ、そうかなあっ?そんなことないよ!」 「かごめっ!!」 犬夜叉が慌てて近寄ってきた。 「犬夜叉・・・?」 「大丈夫かっ!?無理すんな!」 「平気だよ。何でもない!さっ、帰ろ犬夜叉っ!」 かごめは作れる精一杯の笑顔で言った。 「おう!」 この時は誰もかごめの気持ちを知らなかった。 この笑顔が嘘だと言うことも。
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