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そして、2人の愛に喜んで涙しているヤツがいた。
「恭弥くん…。良かったですね…!!僕は嬉しいですよ!!」
「…おい。せっかくのムード壊すなよな…」
「壊すに決まってるじゃないですかっ!恭弥くんには早く元気になってもらわないと…!!」
「約束だったね…。じゃあディーノ、僕はそろそろ休むから…」
「俺が居ちゃ駄目か…?」
「「駄目」」
2人に看病を拒否されたディーノは雲雀に軽くキスをすると、早く治れよと言って部屋から出て行った。
「ふぅ、全く。風邪で酷い顔を恥ずかしくて見せたくないなんて、子供ですねぇ」
「仕方ないだろ…。僕だって男なんだ」
「…仕方ないですねぇ。今回だけ僕が看病してあげますよ」
「頼むよ…」
「あ、そうそう。普通恋人がいるときは恋人に看病してもらうのが当たり前ですからねー。何か言われても知りませんよぉ」
「………今回だけ」
はいはい、と骸は準備の為部屋をでた。
end.
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