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「これでしばらくは仕事が入らないね」
「恭弥君…あれじゃ誤解されちゃいますよ?まぁ僕は全然構わないんですがvV」
「……誤解って何が?」
「きょ、恭弥君?本気で訊いてるんですか…?」
「だったら何」
「恭弥君…。僕がみっちり教えてさしあげます……♪」
その後雲雀は骸に、愛や恋愛、性的なことを熱く語られたのだった。
イタリアでは…
「ツナ…俺もぉ駄目だぁぁ!!」
「元気出して下さいよ!雲雀さんに限って骸なわけっ!!(泣」
「ちくしょう!!こうなったら恭弥に聞いてやる!!」
ディーノは携帯を取り出して雲雀に電話をかけた。
が。すぐに切られてしまった。
「………」
「………ι」
「恭弥の馬鹿ぁぁぁ!!(泣」
そのあとディーノはツナに慰められながら大泣きしたのだった。
そして浮気発覚事件から一週間が経った。
ディーノに雲雀からの連絡は1度も無く、ディーノはもう諦めていた。
「恭弥にとって俺なんか……遊びだったんだよなぁ…」
「それ何回目ですか」
「63回目…」
「それにしても。雲雀さん何で電話に出ないんでしょうねー」
最初のうち、ディーノは負けじと何度も電話をした。しかし、1度も雲雀は電話に出なかったのだ。
「嫌われてんのかなぁ」
「……ディーノさんは雲雀さんが好きなんですよね?だったら信じて待ちましょうよ!」
「でもよ……」
「骸より断然ディーノさんの方が雲雀さんとお似合いです」
「ツナ…」
ディーノは立ち上がった。
「サンキューなツナ…」
と爽やかに笑ってドアの方へと歩いていった。
すると勢いよくドアが開き、ディーノは顔をぶつけた。
「い゛っっ!!」
「10代目!!雲雀のやつが帰ってきました!!」
「っ!ディーノさん!」
ツナは喜んで、顔を抑えるディーノに笑顔を向けた。
「いつつ…。あぁ聞こえたぜ」
「獄寺くん!雲雀さんは今どこにいるの!」
「そ、それが骸のやつと一緒に部屋へ…」
「よし。俺、恭弥にビシッと言ってやるぜ」
「そうですディーノさん!!行きましょう!!」
「ツナ。俺一人で解決するからここで待っててくれ」
ツナは少し驚いた顔をするとすぐににこっと笑っていってらっしゃいと言った。
ディーノは深呼吸をすると、雲雀の部屋に向かって歩き出した。
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