10人が本棚に入れています
本棚に追加
「……親友って何だよ、俺には見えないな。どうせ100点なんだろ成績優秀上位常連レイニー君」
「そうでもないよ、順位は最後から数えるのが得策のヒワタリ君」
「さよなら」
「ちょ、タンマタンマ、悪かったってば、おぉーい!?」
うるさいなぁ、と、僅かに眉をしかめて見せながら、ヒワタリは立ち上がった
何時までもこうしてうだうだしていたいのは山々だが、間もなく校内清掃が始まる時間なのだ
何も箒を出してさあ掃除しましょうと言うのではない
偉大なる我が校の創設者が校舎にかけた、何百年と威力の衰えない清掃魔法
最初のコメントを投稿しよう!