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軽く放心状態に陥った私を錯乱状態のマスターは見た。
そして
力を溜めだした。
私はただ気づかず下を見、俯き、マスターと自分のことだけを考えていた。
その直後、
十分に溜まった力は私の方に投げ出された。
「こんのバ神!!!」
はっ、と気づけば体が軽くなって、聞き覚えのある声が耳のそばで聞こえた。
「ろ…!?六さん!?どうしてここに!?」
私は六さんにいとも簡単に抱えられていた。
近くで力が爆発して、私のいた場所が一瞬で焼け野原になる。
怖かった。すこし震えてしまった。
しかしいつもは人間界とポップン界の狭間に建てられた扉の近くの大きな家に住んでいる六さんが何故…?
「鬼-BEに呼ばれたんだば、神が大変なことになってるから来い、ってな!!」
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