7、この恋が永遠に

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  祭は散歩紐ぎゅっと握りしめると走って自分の部屋へ戻り、冬用の服を着込んだ。 そして銀行のカードを空のスポーツバッグに乱暴に入れ、再び玄関へ向かう。 その後を追い掛けて来た母親が慌てて聞いた。 「祭っ! どこに行くの!?」 「ちょっと買い物! 行ってきます!」 「待ちなさいっ!」 バタン! (お母さん、ごめんね!私、この恋の為なら…… 御堂さんと一緒なら……死んでも後悔しない!) 祭は駅へ向けてひたすら走った。
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