†五年後…同窓会†

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「…翼。」 「…何???」 「俺達さぁ…ここから…また始めねー???」 「…え…???」 「ぶっちゃけ、俺は翼以上に好きになれる女の子に出会えなかった。翼は???本音はどーだった???」 「…私も…アキより恰好良い男の人には出会えなかったよ。」 「皇太子より?」 「…より!!!」 「マージーかーよー!!!」 思わず翼を抱き寄せ、もう一度口づける。 ††† 「おい!!!アキ達キスしてっぞ!!!」 その声に慌てて振り向くと山下がいた。 「嘘ー!!!やっぱ二人できてたんだ!!!」 みるみる内にテラスに、人だかりが出来る。 「アキ~!!!私達のアイドル翼にキスしてたの~???信じられない!!!」 「翼もよ~!!!私達の永遠のアイドルアキに???」 「そーだ!!!俺の憧れの翼ちゃんに…」 「そーだそーだ!!!」 段々声が煩くなり、何言ってるのか解らなくなる。 「ちょ…待って、待って!!!訳わかんねーから!!!」 俺は皆を制する。 「正直に言う!!!」 皆、一斉に静まり返る。 「俺は翼を愛してるー!!!」 一斉に歓声が湧く。 「翼も…」 「待って!!!アキ!!!」 「翼???」 「私も高校の時からアキを愛してました~!!!ファンの人達ごめんね~!!!」 「おおー!!?」 「二人は高二から卒業まで…付き合ってました!!!…隠しててごめんね!!!」 「解ってたしー!!!」 「ええっ???」
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