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「…翼。」
「…何???」
「俺達さぁ…ここから…また始めねー???」
「…え…???」
「ぶっちゃけ、俺は翼以上に好きになれる女の子に出会えなかった。翼は???本音はどーだった???」
「…私も…アキより恰好良い男の人には出会えなかったよ。」
「皇太子より?」
「…より!!!」
「マージーかーよー!!!」
思わず翼を抱き寄せ、もう一度口づける。
†††
「おい!!!アキ達キスしてっぞ!!!」
その声に慌てて振り向くと山下がいた。
「嘘ー!!!やっぱ二人できてたんだ!!!」
みるみる内にテラスに、人だかりが出来る。
「アキ~!!!私達のアイドル翼にキスしてたの~???信じられない!!!」
「翼もよ~!!!私達の永遠のアイドルアキに???」
「そーだ!!!俺の憧れの翼ちゃんに…」
「そーだそーだ!!!」
段々声が煩くなり、何言ってるのか解らなくなる。
「ちょ…待って、待って!!!訳わかんねーから!!!」
俺は皆を制する。
「正直に言う!!!」
皆、一斉に静まり返る。
「俺は翼を愛してるー!!!」
一斉に歓声が湧く。
「翼も…」
「待って!!!アキ!!!」
「翼???」
「私も高校の時からアキを愛してました~!!!ファンの人達ごめんね~!!!」
「おおー!!?」
「二人は高二から卒業まで…付き合ってました!!!…隠しててごめんね!!!」
「解ってたしー!!!」
「ええっ???」
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