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今度は俺達がビックリする番だ。
皆に…バレてた訳???
「ある時期から何か雰囲気変わったんだよね~???」
「そ!!!何か…何つーの???ラブラブな感じ!!!」
「…マジでぇ???」
「マジでー!!!!!」
余りの展開に、俺達が呆然としてると、周りから声が上がる。
「また付き合うんしょ???二人!!!」
「キスしてたから確定だよ~!!!」
「どーなの???お二人さん!!!」
あっという間に同窓会がインタビュー現場に変わる。
†††
「…ったり前だろ???!翼は俺の女だ!!!」
女の子達がキャーキャーざわめく。
「スパモだろーとホストだろーと、アイドルだろーと関係ねー!!!俺達は、ずっと…今だってラブラブだ!!」
翼が顔を赤くして、少し俯く。
「な?翼!」
「う…うん…」
「翼~!!!すんごい可愛い~!!!」
女の子の声に、益々翼の顔が赤くなる。
「皆は賛成だよ???!アキと翼の事!!!」
「…マージーで???」
俺は改めて、ビックリする。
「あの頃…、言えば良かったかな…?」
「…だね…」
二人で顔を見合わせる。
そうしてから、思わず笑みを浮かべる。
…なあんだ、こんな簡単な事なんだって…
思わず二人で苦笑した。
ファンクラブがどーとか、ファンがどーとか…そんな事をごちゃごちゃ考える必要なんかなかったんだ。
俺達は俺達らしく、堂々としてたらよかったのだ。
それも、五年ぶりに解った真実。
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