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するとBさんが自力で、脱出し私達のテントまで戻ってきた、あとはリーダーとAさんのみ。
吹雪が少し収まったので、二人ずつバディを組み捜索開始。
30分が経過したぐらいに、私は雪の中から覗く何かを発見し4人集まって掘り起こしました。
するとAさんが!!!
奇跡的に無傷での救出、あとはリーダーだ。
しかし時として自然ほど残酷なものは無い、再び猛吹雪になってきた。やむを得ずテントに戻ると無線がなっている、明日の朝には吹雪も収まるから、それから救助隊が来ると言う知らせてと、夜明けがきしだい私達は500メートルぐらい上の山小屋に行くようにとの知らせだった。
実は雪崩発生直後に副リーダーが山岳警備隊に連絡を取っていたのだ。
私達はその晩、悩みに悩みまくった、リーダーを見捨てて私達だけ保護を求め登るのか?
どうしたら良いのか?
しかし副リーダーが言った「もしリーダーなら絶対に先に登れ」そう言うだろうと。
そして夜が明けた、まだ雪は降っていたが視界は有る、私達はリーダーの安否を祈りながら山小屋を目指す。
しばらくすると天気が急変、また吹雪になってきた前が見えない。
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