心霊百物語

第1話：箕面ドライブウェイ

女が再び車に乗り込もうとしてきた、二人は急いでドアと鍵を閉め車を急発進してその場から逃げようとするが女が追いかけてくる、走るのとも飛ぶのとも違う何とも言えない恐ろしい姿で来る!!
車に女が追いつきしがみついくる、男達は振り落とそうと車をジグザグに走らすが、だんだんと女は上がってきてリアガラスに張り付いて、｢乗ぜろ～💢｣と叫びながらガラスをガンッガンッと叩いてきた、Ａは誤ったハンドル操作をしてしまい、危うくガードレールに突っ込みかけてフルブレーキ!!
車は止まってしまった。
ＡとＢはあまりの怖さに車を飛び降り走って逃げる、幸いだいぶ下まで来ていたので信号のある交差点を左に曲がり交番に駆け込む、運が良く警察官が居た。訳も分からず｢とにかく助けてくれ殺される、車にあと二人居てる｣と必死に訴え警官を連れて戻った警官が｢見てくるから待ちなさい｣と言い見に行った。懐中電灯をあてて女なんか居ないぞ？と思いながら車の中に光を当てたと同時にギョッとする。髪の毛全て白髪で酷い断末魔をあげたような表情の男性２人の遺体があった!!
この話は実際に当時の新聞の下の方に小さく｢海水浴帰りの変死体｣と載っていたらしい。