第2話:古びた旅館

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涙を流しながら目を開けると、目の前で祐司が苦しそうに寝ながらうなされている。 そして私の口から出た言葉は 「あなたを許さない」? えっ!!私は何を言ってるの?と美里は混乱する、私は祐司の上に馬乗りになり両手を首に持っていく美里「やめて~!!!!!」 ハッと目が覚めた辺りを見渡すと自分の布団にいた。 たんなる夢か?と思いながら、時計をみたら朝の7時、あぁなんかあまり寝れてないけど起きるかと・・・ 8時になったので、裕美と下の食堂に行くと祐司達も降りてきた、今日は何処行く~とか話をしながら楽しく朝食をとった。裕美が「そぅいや昨夜の団体さんうるさかったね」と言いだしたので、みんなでホントやなぁあんな夜中に常識知らずや、とか話し、その日も普通に観光を済まし夕方、旅館に帰ってきた。そういや祐司達もなんか寝不足っぽかったなぁ? とか少し昨夜の出来事を思い出し不安になる。
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