~私の理想郷~

6/14
前へ
/65ページ
次へ
… 葵「てな訳です。」 霊「なるほどねぇ… 誰のせいかは、あらかた想像がつくわ。」 葵「えっ?分かるんですか?」 霊「それはn『あら、呼んだかしら。』」 声がする方に目を向けると、お嬢様のような格好をした人が顔を覗かせている。 霊「噂をすれば…」 ?「私が貴女を呼び寄せた妖怪、八雲 紫よ。」 葵「私は坂崎 葵です。 (人間にしか見えない…)」 紫「このスキマを通して、貴女を連れてきたの。」 紫という人?は、自分の顔が出ている空間を指差す。 葵「まさか、あの落とし穴みたいな空間って…」 紫「私のス・キ・マ♪」 葵「そ、そうだったんですか…」 紫「貴女に話しかけようと思ったんだけど、貴女が想像以上に慌ててたから、どうしようかと思って。」 葵(酷い。何か言ってくれれば落ち着いたかもしれないのに…) 霊(酷い。何か言ってくれないと私、空気じゃない…) 紫「まずは、ここのことを話さないとね。」 葵「忘れてた。ここは一体何処なんですか?」 紫「ここはね…」
/65ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加