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…
葵「てな訳です。」
霊「なるほどねぇ…
誰のせいかは、あらかた想像がつくわ。」
葵「えっ?分かるんですか?」
霊「それはn『あら、呼んだかしら。』」
声がする方に目を向けると、お嬢様のような格好をした人が顔を覗かせている。
霊「噂をすれば…」
?「私が貴女を呼び寄せた妖怪、八雲 紫よ。」
葵「私は坂崎 葵です。
(人間にしか見えない…)」
紫「このスキマを通して、貴女を連れてきたの。」
紫という人?は、自分の顔が出ている空間を指差す。
葵「まさか、あの落とし穴みたいな空間って…」
紫「私のス・キ・マ♪」
葵「そ、そうだったんですか…」
紫「貴女に話しかけようと思ったんだけど、貴女が想像以上に慌ててたから、どうしようかと思って。」
葵(酷い。何か言ってくれれば落ち着いたかもしれないのに…)
霊(酷い。何か言ってくれないと私、空気じゃない…)
紫「まずは、ここのことを話さないとね。」
葵「忘れてた。ここは一体何処なんですか?」
紫「ここはね…」
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