~私の理想郷~

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紫「幻想郷。貴女の住む世界とは、限りなく近く限りなく遠い世界…」 葵「何か凄いところですね。」 紫「ここには、人間だけじゃなく妖怪や吸血鬼なんかもいるわ。」 葵「それは…」 霊「それは?」 葵「凄く楽しそうじゃないですか⁉」 紫・霊「はい?」 葵「私はそういうのに憧れてたんですよ‼」 紫「そうなの?」 葵「前の世界ではそれに憧れているだけでも、馬鹿にされるのに… ここではそれが当たり前なんですよね?」 霊「そ、そうよ。」 葵「私がこの世界で暮らせるなら、前の世界を捨ててでも、幻想郷(ここ)で暮らします‼」 紫「前の世界への未練は?」 葵「全くと言っていい程、無いです‼」 紫「そう。じゃあ話が早いわ。 貴女を呼び寄せたのには訳があるんだけど、その前にしておいて欲しいことがあるの。」 葵「しておいて欲しいこと?」 紫「それは…」
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