45人が本棚に入れています
本棚に追加
まず初めに言っておきますが、今回の点数はあまりあてにしないでくださいw
僕がこの映画を理解できてないだけで、方々から絶賛の嵐なんで面白いことは間違いないと思います!
ただ、どうも僕にはフランス映画が肌に合わないみたいで…。(と言っても『アーティスト』『最強のふたり』『イリュージョニスト』を見ただけですが)
どうも気持ちが宙に浮いた状態になってしまうんですよね。
加えてサイレント。人の心が分からない僕には、状況を読み取るのに苦戦する場面もありましたw
特に、ペピーがジョージのオークション出品物を全部買っていたところなんか、「あ、彼女優しいなー」としか思ってなかったですからねwジョージがあんな傷つくとはw
でも、分からないなりにも凄いなーと思ったところはありました。
まず、設定や状況の説明というか、メタファー。
最初の「俺は喋らんぞー」のセリフで「「サイレント映画への入り」や、
「コップの音やその他効果音、嘲笑は聞こえるのに、主人公の声だけは出ない」ところの、トーキーへの移り変わりの不安や、
最後に主人公がトーキーの時代を生きることに決めたときに、やっとみんなの声が映画に流れるところなど、素晴らしいです。
(ちなみに、この時主人公が喋る英語がフランス訛りだそうで。だから主人公はトーキーをやりたくなかった、だそうですw)
あとはサイレントだからこその「BANG」の効果“文字”は本気で騙されそうになりました。
最後の、二人がミュージカルで踊るところの主人公の生き生きとした表情もすごく良かったです。
他にも、『ヒューゴの不思議な発明』では、昔の映画の作り方を見せてくれてましたが、
この『アーティスト』では「昔の映画の上映の仕方」を見せてくれてました。サイレントだから音は何もないので、音楽は劇場で生で演奏してたんですね。ビックリ。
演じている俳優さんたちもみんな素晴らしい。(ワンちゃんもw)
音楽も「昔」って感じで良い。
メタファーや過去作へのオマージュに溢れている(らしい)、この映画、
何となくの雰囲気でしか分かりませんが、良い映画です。オススメです!
参考までに。
Rotten Tomatoesでは191件の批評家レビュー中、支持率は97%、平均点は8.8/10となった。
Metacriticでは、41件で89点となった。
最初のコメントを投稿しよう!