前途多難

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前途多難

もう高校三年かぁ…。 進路も決まったし免許も取ったし、バイトでもしますかっ‼ 最初は軽い気持ちでした。仕事というものの恐ろしさをまだ知らなかったんです… 僕は早速アルバイト誌を片手に手当たり次第TEL⤴ 「もしもしアルバイト誌を見てお電話させていただいてるんですが☆」 「うちはもう募集してないからじゃあね🎵ブチっ」 そんな馬鹿なっ‼十七社に電話してどれも満員かよっ‼‼ついてねーなぁー⤵⤵⤵ ふとアルバイト情報誌の最後のページを見るとそこには袋とじがありました。 「ハッ⁉袋とじ⁉なんで⁉」 袋とじには注意書きがしてあり、100%受かる会社がこの中に書いてあります。でもここは最終手段として利用してください😋 僕はめんどくさくなってたので、見るやいなや開けたのでした。 そこには三社の情報が書いてあり、一番目を引いたのがデリバリーピザのバイトだった。 「デリバリーピザ・ザウルスクリスピー⁉かっちょぇぇ名前‼‼」 勿論格好いいとは本心じゃあ思ってない…⤵聞いたこともない怪しいこの店に対する恐怖心を和らげるための自己暗示にほかならないのだ⚡ 独りでブツブツ言いながら早速TEL‼ 「はい、こちらザウルスクリス…ゲホッゲホッ、ピーです😃」 なんだよこの店員‼電話でせき込むな👊なっちゃいないね最近の若いのはさ‼ そう思った次の瞬間… 「ギャァァァァァァア😱😱😱お許しを~‼‼‼」 「え⁉⁉⁉」 「はいっ‼こちらザウルスクリスピーですっ😆」 さっきの店員は悲鳴をあげて一瞬激しいノイズが走り、女性の店員に変わった… まるで何事もなかったかのような口調の女性店員に更に恐怖心が倍増した… さっきの店員の身に何かが起きたことは確かだ…。
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